VIRGIN HARLEY |  2016年式 XL1200CXカスタム紹介

2016年式 XL1200CX

  • 掲載日/ 2017年02月23日【カスタム紹介】
  • 写真・文/田中 宏亮
2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

実は強力なフットワークを持つ
超攻撃的ロードスター!

「パッと見たらノーマル然としているけど、よくよく見たらスゴいカスタムメニューだと気づく。そんな玄人好みのマシンに、というのがコンセプトです」

カスタムコンテストの常連としてディーラー間では名が知れ渡っているハーレーダビッドソンシティ中野店の松本泰輔店長。その言葉どおり、ツウが見れば思わず唸ってしまうほどライティングに特化したロードスターに仕上げられている。

フレームはそのままに倒立フロントフォークが備わるロードスターは、18インチ化したリアホイールを支えるスイングアームが従来どおりのため、車体の足腰がやや華奢でひ弱な印象を持たれる。そこで松本店長は、スポーツスター用とされる米トラック社製の高剛性スイングアームを取り寄せ、英ナイトロン社製リザーバータンク付きサスペンションとセットで組んだ。さらに前後ともブレンボ製ブレーキングシステム化と、足周りは文字どおりのフルコースでパワーアップを図っている。

それでいて、スポーツスターらしさの演出にも余念がない。「18インチのリアタイヤを丸々見せつけたかったので、フォーティーエイト用のチョップドリアフェンダーと組み合わせて狙いどおりのビジュアルとしています」(松本氏)と、ナイトロン製サスペンションの長さにも明確な意図があることを伺わせる。

極めつけは、メーターまわりだ。ワンオフステーでオフセットされたオートメーター製タコメーターとタッグを組むのは、独モトガジェット製デジタルスピードメーターである。コックピットの印象のみならず、フロントビューまでも一変させる強力なレーシングキットは、高剛性スイングアームと合わせてこのマシンのアイデンティティとなっている。

ストリートレーサーというコンセプトのもと生み出されたロードスターも、ここまでパワーアップできる。もはやノーマルモデルではついていけないのではないか、そんな想像さえさせる仕上がりの一台だ。

2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

カスタムの詳細をチェック!

2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

オートメーター製タコメーター & モトガジェット製スピードメーター

レーシングカーに見られる高精度のタコメーターの存在感はグンを抜く。そこにデジタル表示のスピードメーターが備わり、ロードスターのコックピットにふさわしいビューワーとなっている。
2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

サンダンス製 ソロシート

オーナーたっての希望だったというシートを備えた。車体を水平に保ちつつ、それでいてシルエットにもこだわる側面が垣間見えるようだ。ホールド感ならびにポジションも上々だそう。
2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

RSD製エアクリーナー & ロッカーカバーペイント

「アクセントを入れたかった」と、シリンダーヘッド下のロッカーカバーをビビッドブラックに塗装。エアクリーナーには人気のRSDのなかからコンパクトなタイプを選んだ。
2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

ビルトウェル オリジナルペグ

アメリカで密かに人気を集めつつある新ブランド「ビルトウェル」がここで登場。イタリアンハーレー・アエルマッキのペグをイメージしたというデザインがロードスターに映える。
2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

ナイトロン製 スポーツスター用サスペンション TWIN R3 シリーズ

無段階プリロードアジャスターを標準装備する英ナイトロンの新型サスペンション。外部にリザーバータンクを備えるハイグレード仕様で、ブラックアウトしているところが心憎い。
2016年式 スポーツスター XL1200CXのカスタム画像

米TRAC製 スポーツスター用スイングアーム

このカスタムロードスターの核とも言えるディテール。実はその重量、細身のノーマルスイングアームと同等というアルミニウム製のアイテム。ロードスターにはうってつけのパーツか。
取材協力
住所/東京都中野区野方4-42-9
電話/03-6909-1180
営業/11:00~20:00
定休/水曜

関連する記事

ピックアップ情報