たまたま知り合いのショベルスポーツスターに乗る機会があり、それまではあまりハーレーには興味を持っていなかったというオーナーの布施さんであったが、独特の鼓動感やトルクフルで暴力的な加速、構造のシンプルさに一瞬で惹かれたという。その後、友人からこのスポーツスターを譲り受け、まずはエンジン表面を鏡面加工し、タンク、フェンダーのカラーリングを変更。フェンダーストラットはアメ車のショーカーを手掛けるカスタムビルダーに依頼し、ジッポーライタークラスの分厚いクロームメッキが施されている。
コンセプトは全体のフォルムを崩すことなく、いかにイメージを変えられるかに焦点を置き、カラーリングやエンジン全体の表面処理、各部の研磨等で理想のスタイルに仕上げられている。洗車は一度もしたことがないらしく、常にアルカリ性のガラスクリーナーで洗浄してサビの発生を抑えているという。週末はロングツーリング、時には林道も攻めているという、無二のスポーツスターである。