「このスポーツスターとは、ディーラーで購入したノーマルのときから始まった」というオーナーの和田さん、大阪のカスタムショップ トランプとの出会いからそのテイストやカスタムパーツに魅せられ、今の姿に変貌するまでになった。一気にカスタムしたというよりは、コツコツと積み重ねてきたからこその今だという。
最初にフルチタンマフラーへの交換があり、シート、ウインカー、サスペンションとバージョンアップを行い、そして前後フェンダーとフューエルタンクのペイントを敢行。ここまで来たらあとはひたすらパフォーマンスの向上が目的となり、ブレンボ製ブレーキキャリパー&マスターシリンダーとミスミ製ローターを仕込み、ミリ仕様のハンドルバーにライトスプロケットと、着実にレベルを高めてきた。
標準的なトランプのカスタム スポーツスターと考えると、そのままバックステップキットが取り入れられそうなところだが、ストリートバイクでありツーリングバイクとしても活用したい和田さんの意向から、ミッドコントロールのまま楽しまれることとなっている。
「以前はローダウンさせていたんですが、ステップをすぐ擦ってしまうのがストレスだったんです。車高を上げて、スポーツライドの面白さがわかるようになってきました。実際、乗り方も以前と変わってきていますしね」
次に狙っているカスタムメニューは、独モトガジェット製デジタルメーターを取り入れることだという。一台のバイクを大切にしつつ、カスタムを積み重ねて理想的なスポーツスターへと変貌させていく。その過程にはこまめなメンテナンスも必要になってくるわけだが、オーナー曰く「トランプには安心して任せられる」という信頼関係も築かれている。すべてを委ねられるショップとの出会いは、オーナーとバイクを幸せにするのだと改めて教えられた。
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