レーシーなテイストを取り込んだ
フリスコスタイルのフォーティーエイト
そのスタイリングを見れば、まずハイマウントのフューエルタンクに目がいく。そこを起点に全体を見渡すと、フォーティーエイトでありながら、なんとも言えないシルエットにまとめられていることがわかるだろう。ハンドルがビキニカウルとフューエルタンクのあいだに無駄なく収まっているのは、偶然か計算どおりか……と勘ぐってしまうほどだ。
「コンセプトは『なりゆき』です」と笑うオーナーのゴルさんだが、かつてヤマハSRをいじって楽しんでいたこともあり、明確なビジョンでなくても大体のイメージが湧いてくるようで、フォーティーエイトらしさはそのままに、他にはないチョッパーライクなスタイルを手に入れている。その上で、奇抜ながらも程よいポジションのハンドルバーにステップのミッドコントロール化と、ストリートバイクとしてより乗りやすい仕様にチェンジ。
ライディングポジションを整えてビキニカウルを備えるというレーサーを思わせるメニューを取り入れながら、チョッパー風のカスタムを施したこの一台は、言うなればフォーティーエイト版フリスコスタイルと言ったところか。タウンユースこそが本モデルの主戦場であることを思えば、このカスタムスタイルへの変化は当然なのかもしれない。
カスタムの詳細をチェック!
EASY RIDERS ビキニカウル
さりげなくラインが入れられたボルトオンのビキニカウルを採用し、フロントマスクをより精悍にした。近年の流行とも言えるメニューだ。
ネオファクトリー Zバーハンドル
鋭角なシルエットが印象的なバーハンドル。実際にまたがって手を添えてみると、見た目以上にニュートラルなポジションだと気づかされる。
DK リフトアップキット
フューエルタンクをそのままハイマウント化するボルトオンパーツ。バイクのシルエットそのものがガラッと変わる。
H-D純正 メタルフレークシート
ベースはフォーティーエイト用そら豆シートで、ダイヤステッチデザインのフレークレザーに張り替えられたオプションパーツ。
TRAMP CYCLE サイドマウントメーターブラケット
ノーマルメーターをそのまま使える同ショップ一の人気を誇るボルトオンパーツ。小ぶりなピーナッツタンクとの組み合わせなら視認性もバッチリだ。
H-D純正 メタルパンチペグ
パンチアウトをそのままデザインにしたペグ。ライフルの銃口を思わせるビジュアルが、フォーティーエイトにより攻撃的なイメージを与える。