ハーレーでは伝統ながら、初の前後16インチホイールを採用したスポーツスターとなったXL1200X フォーティーエイト。FLスタイルが生み出すインパクトあるビジュアルは多くの人に衝撃を与え、大きな人気を呼ぶまでに。
一方で、ファクトリーカスタムモデルという完成度の高さから、独自のエッセンスを付け加えるのが難しいモデルとも言われ、カスタムする際のバランス取りにオーナーのセンスがそのまま反映される側面を持つ。このフォーティーエイトは、FLスタイルのキモである前後ホイールにコッカータイヤを備えることでそのキャラクターを引き立て、それでいて“必要にして十分”なボルトオンカスタムでまとめた好バランスの一台である。
ポリッシュのシリンダーヘッドに合わせてクローム地が眩しいバンス&ハインズのサイドショット、そしてシルバーのU.S.製ライトプーリーを採用することで、ダーティな雰囲気を醸すビッグブルーパールのタンクとブラックアウトされた部位を際立たせるという高度なコントラストの演出も見逃せない。まさしくオンリーワンのフォーティーエイトとして仕上げられている。