アメリカンひと筋でバイクを乗り継いできたRAT CHOPPERさんの車歴が凄い。ジャズ50にはじまり、スティード400、FXSTC、FLHショベル、XLH883などなど、徹底的にアメリカンひと筋。そんなRAT CHOPPERさんが辿り着いたのは生まれ年の1986年式のFXWGだった。
カスタムのコンセプトは「ラットスタイルなチョッパー」。無駄だと思う物、必要がないと思う物は全て除いたという。ペイントも必要がないという判断で施されていない。一緒に走った汚れ、錆、傷がこのマシンのペイントだと考えられている。
ワイドグライドの特徴であるフロントフォークやフォワードコントロールは残し、徹底的にチョップ。エクステリアはピーナッツタンク&ショートファットボブフェンダーをチョイス。また4速フレームを強調したいと考え、バッテリーとオイルタンク周りはあえて純正のまま手が加えられていない。メインフレームの存在感を生かすためロートンネルマウントでタンクを装着。一見するとラットバイクであるが整備はしっかり行われているという。
RAT CHOPPERさんのモットーは「人様に迷惑を掛けずに楽しむ」、「気持ちは熱く、走りはクールに」、「見た目は終わっていても、人に優しい運転を」とのこと。マナーを守って日々走っておられるご様子だ。