初のハーレー購入が一国サイクルワークスで、以来同ショップで乗り継ぎ、このXL883Rで3台めになるというオーナーの小守さん。「2台めのFXDBは割りと長く乗っていたんですが、自宅の駐車状況に比べるとサイズ感が大きく、それでスポーツスターに乗り換えようと思いました。ちょうど程度のいい中古のXL883Rが入荷したと聞かされて、即決でした」と乗り換えの動機を語る。
ハーレーに乗る前は、ヤマハTW200に乗っていたことから、「TWみたいにしてほしい」とカスタムオーダー。ビルダー梅島国彦さんも「面白そうだね」と快諾、TW風XL883Rへのカスタムがスタートした。
ストリートバイクながら大きなブロックタイヤを履いているのが特徴的なTW200。まずはそのキャラクターを再現すべく、メッツラーのブロックタイヤ『カルー3』を採用することとし、合わせてホイールをサンダンス製トラックテックに換装。ミスミエンジニアリングのシートカウルやジョーカーマシーンのステップを備えてオフロードバイクのようなXL883Rへと仕上げた。
「一国はお客さんとの談笑が楽しいんです。このXL883Rをカスタムしている最中も『ここはこのパーツにしなきゃ』『ここにはあのパーツが似合うよ』と、一国のテイストを理解したアドバイスを次々とくれます。その盛り上がりが心地いいんですよ」
納車当日にも追加カスタムが施されるなど、最後の最後まで煮詰められたXL883R。このあと、一国オリジナルのハンドルバー換装など、カスタムプランはまだ尽きることがなさそうだ。