原付きからビッグスクーター、さらに国産クルーザーからスーパースポーツまで数多くのバイクを乗り継いできたモーターサイクルフリークの秋元さん。以前に初期エボリューションの不動車、FLSTCを手に入れ、半年かけて自ら修理を施し乗ってみると、その国産モデルにはない独自の乗り味に感動を覚えたという。その記憶が忘れられず、オールドモデルを物色していた時に、たまたま調子の悪いリーズナブルなこのXL883Lに出会い購入を決意。修理していざ乗ってみると、FLSTCのイメージとは掛け離れたインジェクションモデルのジェントルな乗り味に戸惑いカスタムをスタートさせた。
カスタムのコンセプトは「OLD NEW」。トランスファーチューニングで走りをブラッシュアップし現代的なマシンに仕上げられているが、スタイルはオールドテイスト溢れるものを目指し、ホワイトウォールタイヤやシーソーペダル、各部に真鍮パーツがあしらわれている。ハーレーカスタムには様々なスタイルが存在しているが、それらのスタイルには縛られず、オーナーの好みを尊重しカスタムが施されている。長年オートバイと付き合ってきた秋元さんのスキルを生かし、今後はプライベートビルダーとして安心して乗れるマシンに仕上げていく予定だという。