「まわりにいる友だちのバイク、みんなリアタイヤが太いんですよ。それで、自分もあんな風にしたかったんです」
そう話すオーナーの岩澤さんのフォーティーエイトは、前後16ミリのタイヤを履いたマッシブな足まわりが魅力なのだが、リアタイヤを250ミリ化し、フロント部分がかすむほどのビジュアルを手に入れた。しかも、フェンダーレスなのでその迫力たるや凄まじい。
ただ太いタイヤを備えたのではない。専用のスイングアームとプーリーを加工装着させ、リアフェンダーも取り除いた。つまり、シートから後ろが丸々別のものに変わっているのだ。ホイールはDNA、タイヤはエイボン コブラをチョイス。テールランプはシート下に埋め込まれており、後ろから見ればリアエンドがこれ以上ないほど主張してくる。
エアクリーナーやハンドルバー、ステップなど、お気に入りのローランド・サンズ・デザインとしており、選ぶカスタムパーツへのこだわりをそこかしこに感じさせるものの、リアエンドの迫力が強すぎて霞んでしまった感さえある。ここまでやりきったカスタム フォーティーエイトだからこそ、見えてきた改善点もいくつかあるよう。今後どんな風に進化していくのかが楽しみな一台だ。