今なお高い人気を誇るXL1200X フォーティーエイト。小学生の3人のお子さんと二匹のブルドックの面倒を見るパワフルなお母さん・カオリさんは、これまでにヤマハSR400やビラーゴなどを乗り継いできた生粋のバイカー。フォーティーエイトを選んだ理由は「ひと目惚れ」と言い、今ではご主人と共有しているのだそう。
「街乗りが主なので、このスタイルでも十分楽しめそうだと思ったんですが、乗ってみるとちょっとポジションが遠かったんです。ならば乗りやすくせねばと思いながらも、スタイル自体は崩したくない。陸友さんがバランスよくまとめてくださいました」
フォワードコントロールだったステップはミッドへと移行され、ハンドルも手前に寄るプルバック型に変更。走行時に後ろへ流れる体を受け止めるべくシートはバッドランダーとし、ポジションはかなり改善された。スタイリングを見れば一目瞭然、フォーティーエイトらしいスタイルはまったく損ねていない。
後ろにお子さんを乗せる機会があることからシッシーバーも備えているが、現在の悩みどころはリアサスペンション。都内のギャップを踏んだだけで体が跳ね上がるので、衝撃を緩和してくれる良質のサスペンションを検討中だそう。さらに大きなタンク、ロングツーリングでも疲れないシートを探しているなど、すっかりハーレーライフにハマっている様子。ご主人も「次はストリートグライドを検討したいと思っています!」と語る。
「いつかは子どもたちを連れて、遠くまでツーリングに行きたいですね。キャンピングカーがあるので、私たち夫婦が交代で運転しながら北海道まで行っちゃうかも?」
始まったばかりのハーレーライフは、おふたりの夢とともにどこまでも広がっていきそうだ。