「バッドランド(神奈川のカスタムショップ)のカスタムハーレーはカッコいいって思いますね。アメリカンをあえてユーロ系テイストにもっていくところが魅力的です」
そう語るオーナーの上村さん、カスタムのテーマは“ブラック×ユーロ カスタム”。タンクグラフィックを見ればナイトトレインだと気づけるが、その面影はもはや皆無。ダークなボディが人気のナイトトレインをベースに、徹底的にソリッドでダークな一台に仕上げられている。
とにかく見どころが多いこのカスタムハーレー、バイクの顔であるフロント部分はユーロスタイルそのものと言えるカスタムが施されている。エアクリーナーやシート、マフラー、テールランプなど、手がけた一国サイクルワークスとオーナーでいろいろ協議したうえにチョイスされたパーツ群で、ハンドルバーのように「このスタイルにはこの形状でないと」という部位はワンオフで対応するこだわりぶり。交差点で隣りに並ばれたら、ギョっとして見入ってしまうほどの完成度である。
「カスタムしたいところはまだまだあるんですが、予算次第ですね」と笑う上村さん。次にお会いするときには、ベース車両が分からなくなるほど大きなカスタムがなされているのではないだろうか。最後にご本人が「たどり着いた」と思えるフィニッシュの姿を拝見させていただきたいものだ。