2013年に登場したCVO FXSBSE ブレイクアウト。均整の取れたスタイリングはもちろんのこと、ハイフローエアクリーナーやミラークロームのタービン・カスタムホイール、クローム・ミニ・フロントナセルなどが装着されたCVOきってのスタイリッシュなモデルとして人気を博した。そして2014年にはレギュラーモデルとしてソフテイルファミリーに装備を簡素化したFXSB ブレイクアウトが登場。ここに紹介する車両は、その2014年式のCVO FXSBSE2 ブレイクアウトをベースに仕上げられた1台である。
オーナーのrikiさんによるとコンセプトは「大人のチョイ悪ハーレー」だという。いつかはハーレーに乗りたいと夢を追い続けて2014年度版のカタログを見て、このカラーリングとスタイルにひと目惚れだった。ストックの美しいスタイリングはそのままに、各部に細かく手が加えられている。ベースモデルがファクトリーカスタムの完成形とも言えるCVO ブレイクアウトだけに、どのように手を加えるかはセンスの見せ所であろう。
まず大きな変更点はストックのダブルシートから換装されたK&Hのソロシート。ボディカラーのイメージに合わせ、赤をベースにブラック&ヘビ柄で個性的なシートにフィニッシュ。さらにパフォーマンスマシンのビレットエアクリーナーを装着し、エンジンの表情を一新。マフラーは鋭角的な取り回しがポイントとなるバッサニのターンアウトタイプが取り付けられている。今後はハンドルやグリップ、ステップなどの交換を検討中とのこと。まさに「カスタムに終わりなし」を体現するオーナーと言えるだろう。