バイクに乗る先輩に誘われ、バイクに乗るようになったリターンライダーの kazu さん。大型免許を取得し、スタイルが気に入ってインジェクションモデルのスポーツスター 883 を購入。当初はほぼノーマルの状態で乗っていたとのことだが、わずか数年でここまでカスタムを進めてしまった。
「あまり費用をかけずに、自分の好みに近づけるようコツコツとカスタムを進めてきました。所ジョージさんが大好きで、カスタムのイメージも自ずと世田谷ベースっぽくなってきましたね(笑)」
目を引くのは、自家塗装した XL1200X FORTY-EIGHT のピーナッツタンク部分。自身が好みというとおり、世田谷ベースのイメージそのものが見事に投影されている。スタイルはご覧のとおりロー&ロングで、前後ローダウンだけでなく、デイトナのハンドル コンフォート56やヘッドライトのローマウントキットを取り入れて、全体的に低く見えるよう演出されている。リアフェンダーも自らカッティングしたというから恐れ入る。
こうして見ると外装カスタムに注力されているようだが、S&S製エアクリーナーにスクリーミンイーグルのマフラー、そしてトランスファーインジェクションチューンと、現行モデルの“三種の神器”を注入し、ライディングフィールもパワーアップ。「元々パワーアップしようと思っていたわけじゃないんですが、手を加えてから乗り心地がまるで変わりましたね! 800回転のアイドリングからか、トルクが抜群に良くなりました」とオーナーも大喜び。
スタイリングのみならず、走る喜びも手に入れたスポーツスター。「まだカスタムしたいところはある」と語るが、現時点の完成度の高さには脱帽するばかりだ。