週刊カスタムレポート でもお届けしていた XL1200X FORTY-EIGHT のフルカスタムモデルがここに完成した。FORTY-EIGHT 本来の特徴を生かしつつ、随所にヒデモらしいエッジを効かせたカスタムが施された、まさしく“世界に一台だけ”のモデルと言える。
着目すべきはやはりそのフォルムだろう。ご覧のとおりロー&ロングにまとめ、firestone のタイヤを備えることで足まわりのインパクトを増し、迫力あるスタイリングを手に入れている。ディテールに目を向けると、目を引くのは FORTY-EIGHT のアイコンたるピーナッツタンクをよりコンパクトにした極小フューエルタンクだ。そのサイズもさることながら、もう一点付け加えておかねばならないのが塗装だろう。
「オーナーの K.K.さんは当初、タンクをブラックアウトするイメージを持っておられました。けど、そのままやってしまうのでは面白くないので、こちらの提案としてシルバー×ブラックの鋭い印象のデザインでまとめてみたんです」
とは、本企画を手がけた HIDE MOTORCYCLE のビルダー ワタリ氏。ピンラインの太さにまでこだわったデザインからはスピード感が伝わってき、FORTY-EIGHT のそれとは違った印象を受ける。完成車両を目にしたオーナーの K.K.さんも喜びを隠しきれない様子。
「想像以上の出来栄えに感動しています。これで北海道を走るのが楽しみで仕方ありません」
広大な北海道を走るにはタンク容量が心もとないところではあるが、このカスタム スポーツスターの限界を知る意味でも、オーナーには存分に北海道ライドを楽しんでいただきたい。