雰囲気を重視した一台
これぞまさしくレトロフィット
神奈川・鎌倉に居を構えるカスタムショップ BLUE GROOVE の真骨頂とも言える一台がこのスポーツスターだ。カスタムのテーマは Beach side loco style 。1960年代のアメリカの街並みをイメージし、絶好のロケーションに恵まれた鎌倉の風景にマッチするバイクとして、代表 矢代貴充氏の手から生み出された渾身のバイクである。
そのスタイリングは1967年、当時の新型エンジン“ショベルヘッド”を心臓に生み出された名車 XLCH に酷似している。前後フェンダーにフォークブーツ、ショベル用ハンドルやヴィンテージルックなウインカー、そして60年代当時のアメリカの看板広告に用いられていた文字フォントでのオリジナルデザインのペイントと、見どころが尽きないスポーツスターに仕上がっている。ATELIER CHERRY が手がけたシートも、そうした時代背景をイメージしているのがよく分かる出来栄えだ。
カスタムしやすい年式のスポーツスターをベースに、明確なテーマ設定のもとカスタマイズされた一台。現在販売車両として店頭に並んでおり、雰囲気を重視して楽しむ人におすすめしたい。
カスタムの詳細をチェック!
ショベル純正ハンドルを 加工装着
XLCH のコックピットを演出するためチョイスされたハンドルバー。スイッチ周辺もコンパクトにされているのが嬉しい。
60年代デザインの オリジナルペイント
1960年代のアメリカの看板に使われていたフォントを取り入れたレトロなデザインに。テーマどおりのテイストが漂う。
ヴィンテージ感あふれる ソロシート&ピリオンパッド
全体のフォルムをコーディネートするうえで重要な役割を果たすシートは2ピース仕様でヴィンテージルックにまとめた。
デュオグライド テール & ブレットウインカー
60年代スタイルを演出するうえで、リアエンドのカスタムは必須か。往年の名車のリアまわりをバランス良く取り入れた。
ショベルスタイル フロントフェンダー
リアフェンダーとセットで取り入れた旧車用カスタムパーツ。カスタムの方向性が定まっているから見事にフィット。
エアクリーナー交換& キャブレター ジェット変更
点火タイミングなど、まるで旧車かと思えるような絶妙のセッティングに。こうしたところが BLUE GROOVE ならでは。