自動車雑誌 DAYTONA (発行:ネコパブリッシング) と、正規販売網 ハーレーダビッドソン 昭和の森とのコラボレーション企画から生まれたカスタム FORTY-EIGHT がこれだ。モチーフとしたのは『戦闘機』。それもアメリカのそれではなく、「昔の零戦ってこういう色をしていたんですよ」 (メカニック古川氏)と、日本ならではのカスタム スポーツスターに仕上げられている。
「取り上げられる雑誌が通常の二輪誌ではなくて、コンビニエンスストアにも並ぶ人気雑誌だったので、今までと違う切り口、今までと違う見せ方をしようと考えました。そのうえで、“正規ディーラーでも、純正パーツだけでもここまでできるんだ”というところを見せたかったんです」
そう語るとおり、バイクを知らない人が見ても「おっ」とページをめくる手を止めてしまうクオリティに達している。ロー&ロングというカスタムの定石に則ったスタイルに、「スポーツスターにはこのタンクがベスト」と、FORTY-EIGHT のアイコンとも言えるピーナッツタンクを外して面積の大きいフューエルタンクでデザインペイントの力を見せつける。その完成度の高さから匂い立つ魅力からか、カスタムに関する問い合わせが今なお続いているという。
街中を走っても、サービスエリアに停まっていても際立つ存在感、どんなオーナーがつくのか楽しみだ。