VIRGIN HARLEY |  2008年式 XL1200Nカスタム紹介

2008年式 XL1200N

  • 掲載日/ 2012年02月14日【カスタム紹介】
  • 作成/VIRGIN HARLEY.com 編集部
2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像

現行モデルにさえ対応できる
“レトロフィット”の新しい挑戦

フレームの太さや配線の多さ、エンジンの大きさなど、理由は多々あるが、2004年以降のスポーツスターモデルのカスタムを敬遠するショップは少なくない。神奈川・鎌倉の BLUE GROOVE も、どちらかと言えばちょい古~旧モデルを手がけるイメージが強いカスタムショップだが、「現行モデルだって手の入れ方次第でカッコよくできる」 (代表 矢代貴充氏) と、今回在庫車両であるフルノーマルのナイトスターのカスタムに取り組んだ。

「そのままセールしたんじゃ面白くない」とは矢代氏だが、車両を見るとライトカスタムに分類される段階でフィニッシュされているのが分かる。曰く、「ここから先は、未来のオーナーの領域。どんな風に付き合っていきたいか、そのためにどんなカスタムをしたいか。たくさん話を聞いたうえで、プラスアルファを加えていきたい。そのために、BLUE GROOVE らしさを出しつつ最低限のところでとどめた」と言う。

好印象だったのは乗り味。オリジナルのターンアウトパイプは絶妙のサウンドと抜け具合で、FI チューニングをしてやればエンジンのパワーをさらに引き出せる期待感を抱かせてくれる。ライダーの体を受け止めてくれるシートの設計も申し分なし。さらに日本人の体型に合わせることを目的にハンドルバーの左右が1インチずつ縮められたのだが、取り回しはノーマルのそれよりも快適。

今なお販売車両として店頭に並ぶナイトスター、ここからどんな姿へと進化するのか、未来のオーナーの登場が待ち遠しいところだ。

2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像
2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像

カスタムの詳細をチェック!

2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像

純正ハンドルバーの 左右を詰めて調整

一見するとハンドル周りはそのままだが、実は左右を1インチずつ詰めている。これだけでハンドリングが軽快に。
2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像

BLUE GROOVE ワンオフ フューエルタンク

純正よりもコンパクトなサイズのタンクで、1970年 XLH の“SPORTSTER”ロゴでデザインされたベストマッチなポイント。
2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像

ATELIER CHERRY オリジナル タックロール ソロシート

走行時にライダーの体が後ろにズレないよう考えて設計された、シート工房とっておきの逸品。サイズ感も申し分なし。
2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像

タンク交換にともない 配線をエンジン左側に

ワンオフ製作されたフューエルタンクとの兼ね合いから配線を移設。このテの作業はカスタムショップでは常識か。
2008年式 スポーツスター XL1200Nのカスタム画像

一体型テールを外し、60年代から 続くスパルトテールに交換

ナイトスターのアイコンでもあるストップランプ一体型ウインカーを外した。「これがナイトスターに対する回答」と矢代氏。
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BLUE GROOVE オリジナル ターンアウト パイプ

インジェクションの設定からパワーが抑えられている現行モデルでもより良いサウンドが楽しめるオリジナルマフラー。
取材協力
住所/神奈川県鎌倉市津西1-4-19
電話&ファックス/0467-38-1340
営業/10:00~19:30
定休/月曜

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