当サイトでも幾度と紹介していることから、パッと見たそのスタイリングから、HIDE MOTORCYCLE が手掛けた車両だと気づく方もいるだろう。が、ディテールに目をやると、なんとなく違和感を覚える箇所がチラホラ。
「これ、ヒデモがショップオープンして間もない頃に作ってもらった一台なんです。だから最近のヒデモのそれと比べると、微妙に違っている部分が多いんですよ。言うなれば、ヒデモの初期型ってところでしょうか」
そう語るのはオーナーの bongi さん。これまで YAMAHA SR400 や KAWASAKI W650、DUCATI SS750 を乗り継いでき、「コンパクトで乗りやすいツインに乗りたかった」と、2006年にスポーツスターに乗り換えた。しかしノーマルのままでは納得がいかず、“スポーツスターらしさを失わずに、よりスタイリッシュに”という要望を受けたヒデモがカスタマイズ。今から約4年前とのことだが、コンパクトなハンドルまわりにショート化したリアフェンダー、前後タイヤの Firestone 化など、現在の同ショップの特徴を匂わせる仕上がりになっている。
「今後はこのフォルムを維持しつつも、より乗りやすくしていきたいです」
とはオーナーの弁。主の愛情を一身に受けているのが伺える一台だ。