「以前乗っていた SR400 に取り付けていたカスタムパーツを流用しています。取り付けはほぼ自分で加工しちゃいました。全体的にメッキパーツが目立つ格好ですね」
そう語るオーナーの番長さん、XL883 をベースに「自分が乗りやすいように」カスタムを進行。なるべくコストをかけずに個性を演出することに見事成功した一台と言える。かつての愛車 SR400 がどんなバイクだったのか、良い意味で想像できるスタイリングだ。全体的にチョップしつつ、随所に英車風のパーツが使われているところが心憎い。最近はスポーツスターのカスタムに幅が出てき、カフェレーサー風のスポが登場することも。考えてみればシンプルなスタイルのスポーツスターに、和製クラシックシングルのパーツが合わないわけがない。オーナーはそれを具現化したわけだ。
「触りたいところがないわけじゃないけど、今はこのスタイルに満足していますね。普段はもっぱらツーリングを楽しんでいます。やっぱりナビやETCといった利便性の高いものも付けないと」
と笑顔のオーナー。ムダを省けばこんなにスタイリッシュになるという好例と言えよう。