「ハーレーに乗るならスポーツスターと決めていました」
そう語るオーナーの岡田さんは、これまで KAWASAKI GPZ900R といった“トンがったバイク”に乗ってきた生粋のライダー。スポーツスター、そして“速いハーレー”を手がける TRAMP CYCLE というチョイスは当然の流れだと言えよう。
見た目は同ショップにおいては「シンプル」とも言えるベーシックなまとまり。昨今の流行であるローダウン加工は施さずにバンク角をきちんと確保。ライトフェンダーやフルチタンマフラー デュアル、スピードバー、ライトプリー、そしてミスミエンジニアリング製スポークホイールと、すっきりとしたビジュアル & 軽量化を図り、バランスよく走れるオートバイとして仕上げられている。実際、「ノーマル時のそれよりも乗りやすくなり、走る楽しさが味わえている」とオーナーも語る。ビジュアルについても「ノーマルのフォルムを大切にしたい」という要望に応えつつ、全体的にブラックアウトし、ブラック×クロームとメリハリのきいたまとめはさすがの一言。
最近は TRAMP 主催のサーキット走行会に毎回参加しているという岡田さん、「サーキットを走るようになってから、特に走行性能の向上を感じ取れるようになりました」と頬が緩む。まだまだレベルアップの余地が垣間見える一台、さらなる進化に期待したい。