ハーレーダビッドソン ジャパン主催の恒例イベント カスタムコンテスト にて常連のように入賞車両を手がける H-Dシティ中野店の松本店長と、アメリカ帰りのスゴ腕メカニック 芦田剛史が取り組んだとっておきの一台が完成した。カスタムの過程は 週刊カスタムレポートをお読みいただくとして、ここでは完成したスタイルについて紹介しよう。
ご覧のとおり、カスタムテーマは“カフェレーサー”。シングル系バイクに多く見られるカスタムだが、意外にもスポーツスターで取り入れられたケースは多くない。着座位置の設定の難しさにはじまり、ハーレーに合うセパレートハンドルがないなどの背景が要因ではあったが、このたびアメリカの ROLAND SANDS DESIGN が専用キットを出したことがキッカケで、このプランがスタート。
以前、同じ カフェレーサー型のカスタム・スポ を紹介したが、今回はさらに煮詰めた姿として完成している。なかでも注目はリアエンドで、EASY RIDERS 製のテールランプにワンオフのシッシーバーを組み合わせたオリジナルの設計でチョッパーライクなビジュアルを演出。さらに SHAKIN’ SPEED GRAPHIX によるデザインで全体をまとめ、ノーマルとは比べものにならない姿でフィニッシュ。
まだまだ手を入れようと思えば思いつく余力を残しているところも松本店長らしさか。新オーナーがここからどんな姿へ昇華させていくのか、愉しみでもある。