ぱっと見ただけでも、カスタム度合いがハンパではないことが伺える。実はこの車両のオーナーである666さんは整備士の資格を持っており、これまで乗り継いできたバイクのカスタムもほとんど自分の手でやってきたのだそう。ハーレーはこれで2台目とのことで、「以前乗っていたFLSTSCよりも相性がいいですね。付き合いも4年目に入りましたが、今後も長く乗り続けると思います」と楽しげに語る。
「僕にとってハーレーは“でっかいモンキー”(笑)。やたらとイジりやすくて、やり方次第ではエンジンの性格そのものを変えることだってできる。お陰で、走っているよりもイジっている時間の方が長くなっているんですけどね」
トータルバランスという点にも細心の注意を払っている。「元々ステッカーを貼るのが好きだった」そうだが、ハーレーのカスタムパーツは単体での主張が強いので、そのまま各部位に取り付けてしまうとバランスが崩れてしまう。タンクエンブレムを見ると、タンクキャップとして出されているウィリーGスカルのタンクキャップを流用するなど、そのアイディアにも脱帽する。
「なるべく安っぽく見えないようにまとめているつもりです。ただ、やりすぎたせいか“どこがノーマル”と思われるでしょうが…(笑)」