20代の頃、国内やアメリカのエンデューロレースで走っていたという経歴を持つHIDEさん、「元々ハーレーに乗るつもりはなかった」のだが、友人に連れて行かれたディーラーでこのFXCWCロッカーCに出会い、ひとめ惚れ。「昔訪れたアメリカのカリフォルニアで見たハーレーをほうふつさせるスタイリングが気に入ったんです」。
自身が掲げるカスタムのテーマは、「カリフォルニア州ポモナで開催されるレースウィークの週末にパーキングに集まってくるウエストコーストスタイル」。その高い完成度から、ディーラーでさえカスタムに頭を悩ませるロッカーCをここまで仕上げた。何よりほとんどのパーツがボルトオンだと言う点にも驚かされる。リアタイヤも240mmから260mmにアップしているが、フレームを触ることなくホイール等のパーツ交換のみ。トータルのカスタム費も「3ケタ万円に届いていない」というから、恐れ入る。
オリジナルのスタイリングを綺麗に残しながら、独特のパーツチョイスでオーナーの好みを見事に表現している一台。ここまでカスタマイズされたロッカーCというのはかなり稀有な存在と言える。同じモデルに乗るオーナーは、自身のカスタムの参考にぜひ。