ご覧のとおり、ツーリングというよりは“走り”を重視したスタイル。実際、オーナーのtaiseiさんは「もっぱら峠を走ることが多いですね。このモデルを選んだのも、“ハーレーの中で攻められるバイクは?”という点からでした」と語る。
デザインこそ違うものの、オーナーがイメージするのはハーレーの歴史の中でも異彩を放つカフェレーサー型モデルXLCR。しかしフルオリジナルのような角張った感じにはせず、要所要所にアメリカンらしい流麗な部分を残している。
「このカウルもそうですが、タンクやシート、フェンダーなどなどは以前乗っていた1989年式XL883からの移設なんです。だから見た目は前任とまったく一緒なんです(笑)」
何より目を引くのはフロントのビキニカウルだろう。XLCRとは違ったデザインながら、滅多にお目にかからない形状から埼玉スポーツスターMTG2009でも独特の存在感を放っていた。
「今後はガンメタリックにフルペイントする予定です。ほかのカスタムですか? 不具合が出たところから触っていこうと思っています(笑)」