「新しいことをやってみよう」と、一念発起してハーレーに乗ることを決意した倉澤さん。H-Dシティ川越店で出会った松本店長やスタッフからさまざまなカスタムプランを提案してもらい、何度もディスカッションを重ねて生まれたのがこのまばゆく煌くFLSTFファットボーイだ。
最大の特徴は、スピニングが施されたペイント。クロームメッキの上に色を乗せるという案がまず生まれ、デザインに模索と試行錯誤を繰り返した結果、「自身のオリジナリティを付け加えてくれるクリエイターに頼みたかった(倉澤さん)」と、シェイキン清水智巳氏の手によって強烈な個性が与えられた。クロームメッキからペイントの完成に要した期間は、なんと7ヶ月におよんだのだと言う。
「映画『ターミネーター2』の印象からファットボーイを選んだのですが、いろいろ手を加えて仕上がった愛車を見たら、当初イメージしていたものとはずいぶん違うスタイルになりました(笑)。結果的に面白い1台になったと思います。オリジナリティ、クオリティともに高いカスタム・ハーレーだと自負しています」