ヨーロッパ車やハーレーのディーラーでメカニックとしての腕を磨いてきた大平さん、ちょうど1年前にハーレーのカスタムショップ「プライド・アンド・ジョイ」を立ち上げた。今回紹介するFXDXTは、「クールブレイカー2009」にも出展された同ショップの自信作だ。
「ベースのFXDXTはカウルやサドルバッグが付いたダイナの中では珍しいモデルなんですが、できる限りコンパクトでスポーティなスタイルにしようと、このチョッパーカスタムになりました」
真っ黒なエンジンをベースに全体をブラックにまとめ、タンクやフェンダーのカラーリングで車体デザインを調整している。エンジンも1550ccにボアアップしてカムを入れ、より力強い走りを生み出すことに成功。
「スポーツスターで言うところのXL1200Sに似ていて、走行性能に秀でているんです。ダイナの力強さも合わせて楽しめる面白い1台ですよ」
ハーレーなら現行モデルから旧車まで扱うショップだが、ビルダーの好みが影響してかスポーツスターやダイナのユーザーが多く訪れるという。少々入り組んだところにあるが、興味があるスポ乗りは一度遊びに行ってみてはどうだろう。