「スポーツスターが英国車とダートトラックレースで競い合っていた60年代のテイスト。それを自分なりの解釈で創り上げました。ハーレーらしさよりも、土煙をあげて走っていた当時のバイクの雰囲気にしたかったですね」。
ベース車両はハーレーだが、“いかにもハーレー”なカスタムではない。当時の英国車やイタリア車のテイストがこの車両からは感じられる。
「あえてそういう雰囲気を出したかったんです。それを意識してパーツをチョイスしました。ハンドルはイタリアのアエルマッキ用、フロントフォークカバーとタンクはトライアンフ用のモノを加工して取り付けています。どれも『こういうバイクを作りたいな』と時間をかけてコツコツと集めていたパーツで、やっと形にすることができました」。
今にも土の匂いが漂ってきそうなこのスポーツスターは、ハーレー乗り以外からも注目を集めている。