「エボスポーツや3台のショベルヘッド、WLAと乗り継いで今のWLDに出会いました。サイドバルブが好きで、なかでもビックフィン仕様のWLDのエンジンがたまりません(笑)。偶然出会ったこの車両をベースに、40年代のフラットトラックレーサーに保安部品を付けたイメージにカスタムしてみました。当時物のベイツシートや昔のハマー125のテールランプなんかをコツコツ集めて、今のスタイルに仕上がりました」。
わかる人にはわかる、通好みのパーツで身を固めたWLD。しかもこの車両、見た目だけではなく、走りへのこだわりも抜かりない。
「ノーマルのエンジンは粘り強さこそありますが遅い(笑)。でも、Kモデルのカムや、スプロケットの歯数を変えることで、現代の道でも結構走るようになりました。スポーツスターのルーツだけあって、峠などでは車両の軽快感やエンジンチューンのおかげで、かなり走るんですよ」。