「テーマは『HOT RODテイストで速そうなバイク』。オーナーさんから指定されていたのはフロントのディスクブレーキとリアのホイールカバーだけでしたね」。
重量感のあるパーツをコンパクトにまとめたボバースタイルが美しい。全体のバランスを取るため、オーナーと話し合いながら、細かな変更を繰り返し今のスタイルに落ち着いた。
「ハンドルは市販のエイプハンドルの幅を詰め、グリップは自転車用のモノをチョイス。タンクはエボ純正のタンクをチョップして、ショベルに合わせて製作しました。どのパーツも違和感なく収まっていますが、バランスを取るのにはホント、苦労しましたね」。
既製品も使用しているが、スタイルの肝となるパーツに手間は惜しまない。
「あと少しのところで楽をしてしまうと、一気に完成度が下がってしまう…。細かなパーツまで神経を使いました。『コイツはかなり走りそう…』。停まっていてもそんな雰囲気がありません?」