「子供の頃、父の友人のハーレー乗りに『ボク、このバイクを家まで押して帰ることができたらあげるよ』と言われたのがハーレーとの出会い。子供にはとてつもなく大きく感じられましたし、そのとき言われた言葉も頭に焼き付いていて…。それから40年近く経ってやっとハーレーを手に入れることができました」。
ハーレーに乗るのは遅かったが、バイク歴は長くメカにも精通していたオーナー。気に入らない部分はできる限り自らの力でカスタムをスタートさせた。
「ツーリングでは日に300km以上走ることも珍しくありません。しかも妻とタンデムをすることも多い。この乗り方に合ったカスタムを進めています」。
納車時に排気量を1550ccにボアアップ。タンデム時に高いギアでも力強く坂を上るように変更した。
「妻のためにタンデムグリップを作り、当時は種類が少なかったエキパイは他モデル用のモノを加工してワンオフ。欲しいモノは自分で作ることができる環境があるので、楽しみながらカスタムしています」。