既存のスタイルというものはない
オーナーの思いは千差万別だから
見れば見るほど新しい発見がある。細部ほどにそれは如実に現れる。仙台のカスタムショップ「ROARS GARAGE」の1台はそういうスポーツスターだ。
「カフェレーサースタイルですが、単にそれっぽいパーツをボルトオンでつけたわけではありません。例えば、フレーム。カフェレーサー独特の平行感を創り出すために、モディファイをかけています」。
再現という言葉では足りない。オーナーの記憶にあるカフェスタイルがベースになっていることは確かだ。だが、そこにはオーナーの美意識が入り組んでくる。それを忠実に産み出したというべきか。
「一つひとつのパーツは、全体の統一感を意識しながらも、こだわりを入れさせていただきましたね。ブラックとパープルの塗装で男性的な迫力を、クランクケースはバフ処理でメカメカしさ（笑）をだしましたよ。精悍なイメージに貢献していると思います」。
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（写真左）ワンオフ シートカウル
シートカウルはフレームと平行に。シートは鎖帷子をイメージし、ラメ地にピラミッド生地を。
（写真中央）FCR41キャブ ワンオフ・マフラー
エンジン、FCRともにブラック＆パープルで統一。独特の取り回しのマフラーはド迫力！
（写真右）Ａmerican wire wheel製 100本スポーク
重量感のある100本スポーク(前後18インチ）に圧倒的な存在感の「Fire Stone」タイヤ。
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