「スタイルに惚れ込んで買いました。スプリンガーがとにかく好きなんですよね」。
鮮やかなイエローとブラックのツートン。スプリンガーのクラシカルな面持ちにレーシーなマフラー。異形のハーレーだ。だが、そこに違和感はない。「調和」さえ感じられる。
「カスタムは、自分でできることは自分でやっていますお金がもったいない、というのもあるけれど、自宅のガレージでコツコツとカスタムするのも楽しいんです。タイヤの取り外しくらいまでならやりますよ」。
自分の手で愛車に触れてこそ感じる閃光、アイディアがある。愛車と、どこか一体になれる時間。それはオーナーであれば誰しもが感じたことのある至福の時ではないか。このスプリンガーは、Tribalさんの個性、心を愛車を通じて投影された1台。この異形の1台に調和を感じられるのは、彼そのものを現すからに他ならないのだろう。