一見して、クラシカルな雰囲気が漂うこのスポーツスター、実は2004年COOL BREAKER出展車両だ。
「カスタムでは、シートで苦労しました。デッドストックだったので。これがないと自分のスポーツスターは完成しないとわかっていたので、必死に探しましたよ」。
オーナーのルパンさんがそう話すように、妥協なくチョイスされたパーツで固められたこの車両には、60年代のスポーツスターのクラシカルな雰囲気が漂う。
「昔のスポスタの味のあるスタイルが好きで、この形にしました。でも、走りも妥協したくなかった。スポーツスターはやっぱり『スポーツ』できないとダメですから。1200ボアアップ、キャブはFCRとしました」。
歴史が走る。だが、機敏に。懐かしさと驚きを見るものに残しながら走り去るこの車両を思い浮かべるのなら、ハーレーという車両のその奥深さを感じる。