都会にフィットするローライダーをさらに都会らしく。スリムなライン、鮮やかなイエローに冴えるシルバーポイントがそう見せるのだろうか。
「ハーレーが本来持つ美しさ、人間的な味と伝統も残しつつ、現代の空気を息づかせました。現代のハーレーは大きくて重いので、リジッドフレームのシンプルさを生かし、200kgそこそこの軽いハーレーを作りました。軽ければ、むやみにパワーを上げずとも、良く走るから。6速ミッションと相まって、それは達成されています。」とは、『モトスポーツ』代表の近藤さんだ。
数十年も昔の魂が、時代を捉えた形でよみがえる。マフラーやホイール、タンクなどの大物は当然。小さなパーツまで一切の妥協を許さなかった。職人のプライドも、好奇心もある。だが、その源はハーレーが好きという我々ユーザと何も変わらない純粋な気持ちがある。