「ハーレーであることには拘ってはないです。仲間内もカフェレーサーやトラッカースタイルの人が多いんですよ。これもタンクのエンブレムを外したら、一見ハーレーってわからへんのちゃうかな」。
確かに、ぱっと見た限りとてもハーレーには見えない。なんとかエンジンを見て認識できるといったところだ。だが、そのスタイルは非常にスマートだ。
「金ぴかハーレーもいいですが、『カザラナイ』のもいいかなと。『ホンダ』でも『ヤマハ』でも、自分のスタイルが出せれば、それがベストだと。でも、ハーレーってやっぱり面白い。確実にバイクに乗ってる時間が増えましたもん。その意味で、ハーレーにして良かったです」。
他の人からは乗りづらいだろう。だが、自分にはぴったりする。体の一部のように。「自分だけが」という気持ち、それは強烈に彼を惹き続けて止まない。