「リジット風のスタイルのソフテイルが好きなんだよね。スマートテイルにどっしりとした外装がたまらないよ。だから、カスタムは形を変えるやり方じゃなくて、ヘリテイジの『良さ』を追求したんだ」。
ノーマルパーツのストリップと自作のサドルバッグやシングルシートが、意外なほどこのヘリテイジにハマっている。上品なハーレーともいえるかもしれない。
「80~90kmくらいで走るのが好きだね。点火と吸排気を換えてさらに旧車っぽい乗り味になった。それを一番体感できる速度がそこなんだ。ドコドコして気持ちいいんだよね。妻もファットボーイに乗ってて、一緒に走るときなんかはもっとゆっくり走るんだけど、それ以外はその辺の速度で流してばっかりだね」。
もう乗り始めて5年。長い年月を共にしてきた。年月と共にこのハーレーは有田さんに近づいていく。