「ブリティッシュ系のバイクが好きなの。いわゆるハーレーが好きなわけじゃないんです。でも、4速スポーツスターには一目惚れしたんですよ」。
洗礼されたスマートな「バイク」が好き。その言葉どおり、彼のスポースターは、細部まで丁寧に手が入った品ある一台に仕上がっている。
「カスタムは、4速のスポーツスターを意識してるね。チビタンクなんか特に。大事にしてるのは、乗りやすさだね。1200Sは、4千回転から不愉快な振動が出る。「バンス」のマフラーと「サンダンスFCR」で振動はだいぶ減って、ボルトインカムを搭載したらほとんど気にならなくなった。すごく乗りやすくなったね」。
憧れていたハーレーはモデルチェンジされていた。ただそれが、憧れに加えて個性とテクノロジーがプラスされた1台を産んだ。ただ、非現実の世界に導くために。