「ロックンロールスタイル」。これが、オーナーのアシダワカコさんの目指したハーレーのカスタムだ。このまったく新しいスタイル名は、彼女のハーレーを見ると、至極納得がいく。「XLH883」の面影はもはやなく、そこにはロックの匂いがあるのみ。
細部まで手を抜かずに組み上げられた、この美しいともいえる車両。組み上げたのは、カスタムショップ「HIDE MOTORCYCLE FACTORY」の富樫氏。なんと、オーナーのワカコさんの旦那様なのだ。だが、それだけではない。実は、デザイナーである彼女が、ロゴなどを自らデザイン。ロックテイストを強調している。まさに夫婦共同の愛の結晶と言える逸品だ。
「思い通りになったのは、旦那さんのおかげ。すっごく気に入ってます」。このロッカーは、彼女たちのさまざまな意味を背負って走る。どこまでもハッピーに。