アメリカを走ってみると、ハーレーというバイクがなぜ大排気量の V-Twin エンジンを積み、フレームやサスペンションがベーシックな造りであり続けるのかわかってくる。地平線まで真っ直ぐ伸びてゆくフリーウエイをひたすら走るには、これがベストだからだ。
実は、僕は今アメリカにいる。
HOG 東東京チャプターのアメリカツーリングに同行させていただいているのだ。ラスベガスをスタートしてグランドサークルを廻る 1000 マイルオーバーの旅。参加者は50歳から73歳までシニアのご夫婦4組。4人のご主人は全員が数回アメリカを走っている経験者。是非、奥様にもアメリカを実感して欲しいとタンデムでの参加となった。アメリカという国と、そこで創られたハーレーダビッドソンというバイクをライブで感じる旅になるだろう。
ツーリングマガジン アウトライダー など二輪誌を中心に雑誌、広告等で活躍中のカメラマン。愛車は 2010年式 FLTRX ロードグライドカスタム。日本の古典芸能やアメリカインディアン等の文化から多大なる影響を受ける。バイクによる旅の写真や水中写真をライフワークとし、日本やアメリカ、ルート66などの風景を自らバイクで走って撮影するスタイル。「職業=旅人なんて書きたいけど、そこまで旅できていない」という。なぜか誌面に顔を出していること多し。