メイク崩れも大変は大変なんですが、それより何より髪の毛の絡まりがどうしようもなくて困っています。何か良い解決法ってありますか?
通常髪が細くて柔らかい方や痛みがちな髪の方は絡まりやすいですが、バイクはどんな髪質でも肩ぐらいまで長さがあれば無条件で絡まりますね。その髪をブラシで無理に梳かそうとする人をよく見かけますが、“無理に梳かす”という方法は髪に一番負担をかけますし、切れ毛や枝毛の原因になるのでなるべくなら避けたい方法です。梳かすよりも絡まりにくい髪を作ることを重視した方がいいですね。まずはトリートメントケアをしましょう。
“トリートメントには洗い流すトリートメント”と“洗い流さないトリートメント”があります。洗い流すトリートメントは、髪内部に浸透して髪の修復をめざすものが多いです。洗い流さないトリートメントは、髪一本一本を滑らかにしてドライヤーの熱など外的ダメージから髪を守る役割があります。まずは毎日のシャンプーとトリートメントを見直し、そして洗い流さないトリートメントも使ってみましょう。潤いのある髪はたとえ絡まっても梳けやすくなります。また、髪を乾かさないのは一番のダメージになるので上手に乾かすことも大切はポイントです。キューティクルを整えるように、頭皮側から毛先にドライヤーの熱を滑らせるように乾かしましょう。手触りがツルっとした感じになりますよ。
丁寧なヘアケアをしても「バイクに乗ったときの風にはやはり耐えられず絡まっちゃう」という方は、トリートメントとともにヘアスタイルもアレンジしてみるのも良いと思います。一番絶対に絡まないのが後ろで1本の三つ編みにしてしまう方法です。排気ガスの臭いもつかないので便利ですが、見た目をもう少しこだわりたいという女性には、耳下ぐらいから多めに取ったトップをどちらかのサイドでまとめてゆるい三つ編みをしたらクルっとお団子にして止めておきます。おろす髪を少なくすることで絡まる髪も少なくなりお手入れが楽になるし、サイドのネープあたりにアレンジを持ってくると意外とヘルメットの邪魔になりにくいので、ぜひチャレンジしてみてください。
神奈川県鎌倉市出身。高校生の頃からヘア&メイクアップアーティストを志し、18歳より師匠の元で修業を始める。その後フリーランスとして雑誌・広告・TV等のヘア&メイクに携わるように。Hair&Make officeJUNO を起業、現在は主にアーティストや広告のヘア&メイクを手がけている。ヘアメイクもバイクライフも自分の人生を彩り楽しむためには大切なアイテムだと語る彼女はライダー暦も筋金入りである。12年以上におよぶ愛車1980 FX SHOVELで全国を走り回るタフな女史ライダーであり、雑誌VIRGIN HARLEYでもその愛嬌ある笑顔で読者の心を掴んでいる。