1957 FLP
アメリカのポリスバイクの歴史は4気筒マシンのヘンダーソンやVツインのインディアンが採用されたのが始まりと言われている。
アメリカのポリスバイクの歴史は4気筒マシンのヘンダーソンやVツインのインディアンが採用されたのが始まりと言われている。
パンヘッドモデルのエンジン、ミッションなどの改良が一段落した1958年にリアショックアブソーバーを搭載したディオグライドが登場。
ハイドラグライドの更なる進化版として1958年に登場したディオグライド。
1950年代のラストイヤー、59年に製造されたキングオブハイウェイ。排気量74ciのパンヘッドモーターを前後にサスペンションを備えた近代的シャシーに搭載。
フォークカバーが変更されてアルミダイキャスト製のシュラウドになった1960年式のFLH。ハイコンプ仕様のFLHは、今までの55馬力から60馬力へとパワーアップを果たした。
この1961年型のディオグライドはレストアされた一台。エンジンのオーバーホールとリペイント、さらにクロームが施されたレストア車両である。
1962年式のパンヘッドではスピードメーターとドライブユニットのギア比が変更された。これに伴いメーターケーブルやケーブルクリップなども変わった。
クロスオーバーエキゾースト、サイドバッグ、シート、風防、リアキャリアなどが装備されたFLHのフルオプションカスタムとも言える一台。
パンヘッドの最終モデル、12V電装が採用されエレクトリックスターターシステムを搭載した1965年型のFLHエレクトラグライド。
パンヘッド時代のクランクケースに新型ヘッド&シリンダーが組み付けられたブランニューエンジン、74ciのショベルヘッドのファーストモデルである。
70年にシリンダーヘッドを除くすべてのパーツが一新されたショベルヘッドエンジンを搭載したスーパーグライド。このモデルはカンパニーがカスタム市場に向けて製作した初めての車両である。
77年に登場した初代ローライダーはスーパーグライドの流れを汲んだモデルであり、カスタム市場で絶大な地位を築いた。エンジンにブラックペイントが施された初のモデルでもある。
1978年、ショベルヘッドエンジンは、これまでの排気量1200ccからボア88.8×ストローク108mmの1340ccへと排気量アップ。80年までの3年間、ショベルビッグツインエンジンには2つの排気量モデルが存在した。
1980年にはローライダーから派生したFXBスタージスが登場。プライマリー、セカンダリーともにベルトドライブが初めて採用されたモデルであるが、生産は82年で終了する。
ワイドグライドフォークにフロント21インチホイール、フレイムスが描かれた5ガロンタンク、そしてリアのボブフェンダーへと続くチョッパーライクなシルエットは、とてもファクトリーメイドとは思えない出来のFXWGワイドグライド。
排気量1340ccのショベルヘッドエンジンを搭載した1980年式のエレクトラグライド。点火系では、78年にセミトランジスタ点火が採用されたが、この80年式モデルからコンピューター制御のマグナボックス製フルトランジスタ点火に変更された。
1980年にラインナップに加わった、ここに紹介するFXEスーパーグライドはショベルヘッドFX系のベーシックモデルとして84年まで生産されることになる。そのスタンダードなスタイルは登場以来、ほぼ変わることなく人気を博していた。
1980年代の幕開けにハーレーの技術陣が総力を上げて生み出したツアラーモデル、FLT。新設計となる角パイプバックボーンフレームにラバーマウントで支持される1340ccのショベルヘッドエンジン&5速トランスミッションを搭載している。
ショベルヘッドのラインナップの中でも絶大な人気を誇ったFXSローライダー。
1969年にAMFの傘下となり、品質低下が叫ばれるようになったH-Dカンパニー。そんな中、81年にウイリー・Gをはじめとする12人の首脳陣によりAMF傘下から脱却。
1982年、ハーレー初となるコンピューター設計による3点ラバーマウント「トリマウントシステム」を備えた最新のFXRフレームが開発された。これにより、高性能が求められる時代のニーズに対応したH-Dカンパニー。
コンピューターにて設計された最新のFXRフレームが採用されたツアラーモデル、FXRT。高速走行では専用設計の大型フェアリング&ウインドシールドの効果は絶大。
スポーツスターの歴史はこのモデルから始まった。サイドバルブのKモデルをベースにOHVヘッドが加わり性能が飛躍的にアップ。今日のスポーツスターにはさまざまな派生モデルが存在するが、このXLこそがその起源である。
XL系のショベルスポーツエンジンの圧縮比7.5から9に上げられたハイコンプレッション仕様のエンジンが搭載された59年式のXLCH。