1939 EL×MANABU OKADA
船場代表の岡田学さんにとって、まさに運命とも言えるこの1939年式のEL。学さんが若かりし20代のころ、スティーブ・マックイーンの友人にして彼のスタントを務めたこともあるバド・イーキンズが持つノースハリウッドのガレージではじめてこのナックルヘッドと出会ったという。
1947年創業、今年で66年目を迎えるビンテージハーレーの殿堂、船場。言わずと知れた我が国のビンテージハーレーシーンを牽引する大阪の老舗ハーレーショップである。独自のネートワークを駆使した極上の車両を取り扱うことはもちろんのこと、メンテナンスや修理にかけても妥協を許さないのが船場。歴史的価値の高いビンテージモデルであっても、モーターサイクルの本質である「走る」ことに最大のプライオリティを置くショップとして広く知られている。
モーターサイクルに対する確固たる信念と溢れる情熱で造られたハーレーダビッドソン。50年、60年という時が過ぎても輝きを失わない稀有なプロダクツと言える。アメリカの工業製品が性能はもちろん洗練されたデザインで世界中を席捲した1930~60年代に生産されたモデルは価値が高く、その造形や機能美はアメリカの旧き佳き時代の象徴として愛され続けている。その圧倒的な存在感は、今もなお多くのフリークを魅了して止まない。ぜひ船場のショールームにて本物の持つ魅力をあなたの目で確かめていただきたい。
船場代表の岡田学さんにとって、まさに運命とも言えるこの1939年式のEL。学さんが若かりし20代のころ、スティーブ・マックイーンの友人にして彼のスタントを務めたこともあるバド・イーキンズが持つノースハリウッドのガレージではじめてこのナックルヘッドと出会ったという。
船場のサービスエンジニア、細見昌男さんはこの道23年の叩き上げのメカニックだ。25才の時にハーレーのメカになりたいと飛び込みで船場の門を叩いた細見さんの愛機は1927年式のJD。オホッツバルブの1200ccモーターを搭載した、紛うことなきアンティークモデルである。
雑誌HOTBIKE JAPANとVIRGIN HARLEYを製作するBigTreeプロダクションの編集スタッフである馬場クンが、1973年式FLHのショベルチョッパーと1991年式のパパサンに加え、3台目の車両となるブランチヘッドが組み込まれたアイアンドラッグレーサーを船場フェアで手に入れた。
東京都稲城市に居を構えるビンテージハーレーショップFREEDOMは1978年にオープンした老舗である。91年に代表の堀さんが自らの愛車としてフルストックの1956年式FLHを船場の岡田学さんから譲って頂いたことをきっかけにFREEDOMはビンテージマシンをメインに取り扱うようになった。
TOYS McCOY PRODUCT代表の岡本さんは、生粋のビンテージフリークである。今から23年ほど前にパンヘッドを探して大阪の船場にふらっと立ち寄ったことをきっかけに、船場の学さんとの付き合いがはじまった。そして20年来の付き合いになるのが、この1946年前期型のFLナックルヘッドだ。
ウエスコジャパン代表の岡本さんは船場の岡田学さんと20年来の付き合いになる。船場が居を構える東大阪市の高井田からウエスコジャパンまでは車で3分ほどの距離にあり、お互いに頻繁に行き来しているという間柄。そんな岡本さんの愛車は2010年に船場で手に入れた1937年式のELである。