100年に迫る歴史を持つワークブーツカンパニーのウエスコ。同社が手掛ける質実剛健のワークブーツはアメリカのハードワーカーから絶大な支持を得ていることは周知の通りである。もちろんその機能面からライディングギアとしてハーレー乗りを筆頭としたモーターサイクリストたちの愛用者も多い。
ウエスコが手掛けるブーツの魅力には、ユーザーの用途に合わせたカスタムブーツの製作が挙げられるが、今回はウエスコの代表的モデルであるプルオンブーツのボス、そしてシューレースブーツのジョブマスターのスタンダードモデルを紹介させていただきたい。
ボスのスタンダードモデルのレザーは7ozのブラックカウハイドでハイトは11インチ、ソールは#100 Vibramでエッジはブラックとされる。ヘビーステッチはホワイトでレギュラーステッチはブラウン、バックルはスタンダードニッケルバックルが取り付けられ、レザーインソールが装備されている。ジョブマスターのレザーは7ozのブラック、ブラウン、レッドウッドカウハイド、ハイトは10インチでソールは#100 Vibram、ヘビーステッチはホワイト、レギュラーステッチはブラウンとされる。アイレット&フックはブラスでレーシングパターンはLace to Toe、もちろんレザーインソールも装備されている。
これらのモデルは1939年に製作をはじめてから現在に至るまで、基本的な構造を変えることなく作り続けられている同社の顔とも言えるブーツとして広く知られている。ウエスコが考える耐久性や安全性、そして履き心地の良さといった機能面を追求した結果、生み出されたこれらのデザインは、無駄な装飾は一切排し、純粋にワークブーツとしての美しさを備えている。
普遍的な美しさがベースとなっているからこそ、無数のカスタムが生きてくるのだ。バイクにファッション、そしてワークにと、どんなシーンでも最高のパフォーマンスを発揮するというウエスコが考える究極のワークブーツの答えが、これらスタンダードモデルなのだ。一足目のウエスコブーツとしてはもちろん、何足もカスタムブーツを持っているヘビーユーザーにも是非一度スタンダードモデルを試していただきたい。