2010年に限定モデルとして登場し、市場を圧巻したNARROW WESCO ENGINEER BOOTS。1930~50年代のエンジニアブーツの木型から製作されたナローなシルエットが特徴的なこのモデルが、ホースハイドを使用したモデルとなって復活を果たし、この度限定販売されることになった。
ブーツの大部分を占めるシャフト(筒)、カウンター(踵)、ガセット部にオリジナルのホースハイドを使用。耐久性と防水性を考えてブラックレザーライニングを装備している。その他のヴァンプ(爪先)とストラップ、バックステイにはオイルを多く含み、吸い付くようなフィット感が特徴のブラック・タイ・ドメインレザーが使用されている。もちろんバイク乗りが気になる防水性も高い。
今回特別に用意されたホースハイドはタンナーに原皮から鞣し、染色に至るまでWESCO JAPANがプロデュースを手掛けた特注のホースハイドで、同社の厳しい基準を満たした厚みのあるレザーに仕上げられている。ホースハイドの魅力である独自のシワや光沢が履き込むほどに現れ、一生手放せないブーツになること必至。革の表面をしっかりと着色したブラックカラーは革の芯や裏側まで染まってはおらず、履き込むことで表面や内側、さらに裏面に至るまで個性的な風合いに仕上がっていく。
もちろん、NARROW WESCO ENGINEERの美しいシルエットも見逃せない。シャープな爪先のフォルムや各部のトリプルステッチ、鉄製の逆反りローラーバックル、ビンテージロゴの刻印、さらにライニングに縫い付けられた、ビンテージを再現したタグなどマニアを唸らせる仕上がりとなっている。ソールはブラウンエッジのVIBRAM #700、ソールを縫い付けるヘビーステッチはホワイトが使用されている。ブラックの専用シューボックスも魅力的だ。ホースハイドのここまでこだわったブーツはWESCOだからこそ実現できたと言えよう。これがWESCOクオリティーなのだ。