大阪府大東市に居を構えるリボルトカスタムサイクルズ代表、井上正雄。仙台のワイルドロードで9年間勤め上げ、慣れ親しんだ大阪に店を立ち上げ3年目になるチョッパー屋の主である。そして彼は08.24に神戸で開催された2014ニューオーダーチョッパーショーに出展した1974年式XLH “Peaceful Knight”で、見事にBEST OF CHOPPERを獲得。アイアンリジッドをベースにワンオフのスプリングフォーク&インベーダーホイールをセットアップし、コンパクトかつ均整の取れたスタイリングに製作。古代ローマ帝国をモチーフにシッシーバーやエアクリーナーなどのディテイルが作り込まれた、まさに会心の出来と言える。
そんな彼が愛用するのはウエスコのプルオンブーツ、ボスである。まだ半年ほどの付き合いだが、ほぼ毎日このボスに足を通しているという。ソールは#4014 VIBRAM。1ピース構造の通称トラクションソールで、非常にクッション性が高くカジュアルな印象のソールだ。バックルはブラス製をチョイス、耐久性と防水性を考えてレザーライニングが張り込まれている以外は、定番スタイルのボスに仕上がっている。
「まだ手に入れてから半年くらいですが、仕事でも毎日このボスを履いています。仕事柄、鉄粉や溶接の火の粉などが飛んでくる可能性があるので、足元はブーツが基本です、もちろんバイクの試乗もありますしね。今までたくさんブーツを履きつぶしてきて、これがはじめてのウエスコブーツなのですが、ずっと憧れの存在でした。いつか欲しいと思っていたのですが、やっと手に入れることができました。今は体の一部のような存在です。ソール交換もウエスコジャパンで迅速に対応してもらえるし、壊れたら直してもらうこともできる。道具として考えるブーツのストレスが完全になくなりましたね。僕にとっては今や使い慣れたスパナのような存在です、このボスは……」
取材協力:
REVOLT CUSTOM CYCLES