ショー開催前日の搬入日。会場となったインテックス大阪3号館には、全国から次々とカスタムマシンが運び込まれてくる。
NEW ORDER……新たな規律、という名のもとに日本初のCHOPPERオンリーによるインドアショーとして2006年にスタートを切ったニューオーダーチョッパーショー。2015.07.26、記念すべき10回目を迎えた今シーズンは、場所をいつもの神戸からインテックス大阪に変え、さらなるパワーアップが図られた。事前には台風直撃との予報があったにもかかわらず、当日はもうこれ以上はないというくらいの晴天に恵まれた。開場の9時前には数百人のオーディエンスが長蛇の列をなし、ゲートオープンとともに会場に流れ込み、いっきにヒートアップ。ニューオーダー名物の「BARBARIAN CIRCUS」、上条早樹による「ROPE ART SHOW」も、もちろん開催。来場者数4000人、200台近いチョッパーが集結した今季ニューオーダーチョッパーショーの最速レポート第一弾!
ニューオーダーの常連ショップ、ホットチョップがトラックでカスタムマシンを搬入。後ほどカスタムについては紹介させていただくのでお楽しみに。
カスタムショーには欠かせない名古屋のViSEもブースを出展。自走で駆けつけた等身大のリアルチョッパーはViSEの代名詞的存在だ。
恒例の雑誌ホットバイクジャパンによる仮設スタジオでの全台撮影が今年も行われた。この特集は9月27日発売のHBJ 146号にて!
ショー開催当日は台風を吹き飛ばし快晴に恵まれた。ゲートオープンの9時前にはご覧のように来場者の長蛇の列が!
兵庫県尼崎市のCHOP ALLEYが持ち込んだEVOスポーツ。ショベルのフロントAssyにハードテール、ピーナッツタンクが取り付けられている。
東京から参加のブラッククロームが手掛けたEVOソフテイルチョッパー。スポーツスタータンクにフラットフェンダーをセットした定番のスタイルである。
会場入口のすぐ左に陣取ったオールステートタイヤのブース。ハーレー、トライアンフ、そしてスクーターのラビットまで数多く展示された。
オールステートタイヤのブースに展示されたボールドアイデアのショベルボッバー。隙のない仕上がりは同店ならでは。もちろんタイヤはオールステートだ。
ロシアのモスクワからやってきたIRON CHAINが手掛けた1972XLCHもオールステートタイヤのブースに展示。見せ場は1938年のN.S.U製フューエルタンク。
鹿児島のスワロウテイルが製作したEVOスポーツ。クロを基調としたソリッドなマシンであるが、見せ場はアルミ叩き出しのエクステリアである。
シンプルながらも存在感のあるアルミ叩き出しのフロントスクリーンとシートカウルは今後製品化の予定。EVOスポーツオーナーは要チェックのプロダクツだ。
CWZが持ち込んだビューエルカスタム。まるでクリーチャーのようなフロントカウルに同店の遊びココロを感じさせる一台。
フラットヘッドベースのロングフォークチョッパー。製作はNasttysが担当。フロントのガーターフォークとマフラーの取り回しがポイント。
NIHIRU CUSTOM CYCLEが手掛けたソリッドなEVOカスタム。マットブラックで色調は抑えられているが、その造型は極めて個性的である。
カスタムファクトリーノイズが展示したTCダイナカスタム。ハイエンドパーツで武装した美しきモンスターカスタム。
バドロータスが製作したショベルカスタム。赤白のカラーリングは、ウルトラマンをイメージしたというポップなもの。しかしその作り込みは同店ならでは。
フューエルタンクにはウルトラマン的なリブが、シートのステットはもちろん赤。そしてシフトノブはカラータイマーをイメージしたデザインを採用。
午前中の早い段階で会場はご覧のように大盛況。関西チョーパーシーンの今後を占う上でもニューオーダーチョッパーショーは重要な存在と言える。
神戸元町ロードランナーのブースでは500TXのオールドペイントモデルや、同店の自信作、RORUN HELMETやそのオリジナルTEEなどが販売された。
シャフトの本間さんに、会場に遊びに来ていたリンチの矢野さん。そしてシャフトの新作クロスボーンアイテムに、大賑わいを見せるアトリエチェリーのブース。
カスタムショーの華、女性コンパニオン。MC FORCEのブースにはチアリーダーテイストの衣装を纏ったコンパニオンが注目を集めていた。
今季、ニューオーダーのチョッパーガールは、いつもと趣きを変えてかなりハードなパンキッシュな印象に。
ひと度撮影会がはじまると、ご覧のようにオーディエンスの人集りが! この風景もニューオーダーの名物となっている。
FEW製作のEVOスポーツスクランブラー。定番のアプローチであるが、さすがFEWの作。全く隙のないマシンに仕上げられている。
MC FORCEが手掛けたショベルリジッドチョッパー。立体的な、まるでオブジェのようなフューエルタンクの造型に注目。
ナックルボッバーとパンヘッドチョッパーを展示したSOUL TO SOUL。ガレージチョッパー然としたリアルな車両である。
熊本のレッドホットモーターサイクルとキングスパフォーマンスのブースにはご覧のパンチョッパーとショベルロングフォークが展示された。
グリーミングワークスが製作した2台のEVOスポーツカスタム。現行EVOスポーツのカスタムサンプルとしてぜひとも参考にしていただきたい。
FLY WHEELSピックを獲得したホットチョップのアーリーカスタム。ビルダーのケンタロウさん曰く「普通のカスタム」とのことだが……。
タンクに埋め込まれたオイルプレッシャーゲージにミラー&ブレーキレバーが溶接されたハンドルバーやシートなど妥協なく作り込まれている。
広島のBECKS MOTORCYCLESが手掛けた一台。EVOソフテイルをベースに非常に丁寧に仕上げられたクリーンなカスタムマシンである。
スポットライトに浮かび上がる陰影で作り手の思いに夢を馳せる。カスタムショーの楽しみ方はひとそれぞれ。
美しく磨き上げられたパワーユニットは、もはや芸術の域に達している。ライトアップにより、その魅力は倍増されている。
名古屋のビンテージヘルメットショップNO BUDZとaozora worksによるコラボレーションヘルメット。この存在感たるや!
大盛況のオーシャンビートルのブースにジャンクモーター、ジャックサンズ、鋳物専科FORK、そして大神戸共榮圏のブース。
とりあえず大阪チョッパーズは2台のスポーツスターカスタムを展示。シンプルかつ個性的な相反するマシンを持ち込んだ。
ロングフォークカスタムをアイデンティティーとするファーイーストチョッパーズが手掛けたハイエンドマシン。フレームサンプルも必見である。
ゴールドのカラーリングが美しいSTOOPが製作したショベルヘッド。レイクされたガーターフォークにより均整の取れたスタイリングを実現している。
Rad JalopyのEVOスポーツカスタム。サスペンション付きフレームでここまでEVOスポーツをシンプルに製作することができるというひとつの証明である。
大神戸のコンテナチョッパー参号機。あとはガソリンとオイルを入れて、ヒューズを差し込めばエンジンに火が入る状態だという。その乗り味とは!?
ニューオーダー実行委員会のコアマシーンのブースには4台のトライアンフチョッパーが展示された。
同じくニューオーダー実行委員会のシウンのブース。同店の代表作、SALTY BONNIEを筆頭に近年製作のマシンを計4台展示。
モトブルーズのブースには同店が取り扱う、ビッグベアチョッパーズのハイエンドカスタムがお目見え。
CHOPPER GARAGE SWINGが手掛けたEVOスポーツ。コンパクトなEVOスポーツを前後のローダウンと最小限のエクステリアでさらにタイトに製作。
カフェレーサーライクなフォルムが特徴的なスマイルチョップガレージのEVOスポーツ。リアのロングシートカウルがスタイリングのポイント。
雑誌バージンハーレーピックを獲得したNUTS CCのEVOソフテイルカスタム。エンジンロッカーカバーに合わせてエグリが施されたフューエルタンクに注目。
FLAG STAFFが製作したショベル4速フレームカスタム。純正スタイルをリスペクトした絶妙なサジ加減のカスタムマシンである。
車坂下が持ち込んだショベルチョッパー。ブラックのベースにゴールドの差し色を加えたクリーンなマシンである。ハイトが抑えられたタンクも美しい。