活発な梅雨前線の影響で天候が危ぶまれたが、ショー当日は猛暑日となった。来場者の駐車場は、ご覧のようにバイクでいっぱい!
夏の恒例行事である神戸ニューオーダーチョッパーショーが、去る2012.7.15(SUN)に神戸国際展示場で開催された。第7回目となる今回は、昨年に匹敵する4000人の来場者を動員。まさに名実ともに西日本最大級のチョッパーの祭典である。ニューオーダーショーには欠かせない、最大の目玉コンテンツ「BARBARIAN CIRCUS」では、豪華15名のアーティストが神戸に集結。これだけのメンバーが集まるアートショーは、ニューオーダーショーを置いて他には絶対にありえないものだ。もちろんアーティストが持ち寄ったアートピースのオークションも大盛況だった。今期のスペシャルゲストは「AMD WORLD CHAMPIONSHIP 2011」のフリースタイルクラスで優勝を飾ったTAVAX ENGINEERINGのフルスクラッチカスタム「TAVAX 2011V」。さらにタイダイ作家、大森健史による作品が展示され会場に華を添えた。そしてHBJプロデュースの写真集、「SMILE ROCK RIDE」の販売に、上条早樹による「ROPE ART SHOW」など、コンテンツが目白押し。ではこのチョッパーの祭典の模様を余すことなく、ここにお伝えしよう!
まずはスパイダーウェブのペイントに目が行くマシンであるが、注目すべきはショベルのロッカーに施された緻密な彫金だ。
アイアンスポーツをベースに製作されたコチラのマシン。トラッカーテイストにうまくまとめられている。
関西では有名なパンヘッドサルーンのマスターの愛車。製作はご存知、ナイスボヘミアン岡田である。このB級テイストが最大のポイントである。
30.50ciのシングルモデル1929C。ミュージアムクラスと言えるこんな車両が無造作に駐車されているのが、ニューオーダーである。
非常にコンデションがいい1946WL。チョッパーショーの駐車場だが、純正スタイルの車両も多く見受けられた。
ブルーメタリックの外装に目を奪われるパンヘッドチョッパー……かと思いきやエンジン腰下はコーンモーターである。
数年前にACE MOTOR CYCLEが手掛けたカバードパンヘッド。ニューオーダーショーではアワードも受賞したマシンである。
前期型パンヘッドをベースとしたボッバー。決して大幅に手が加えられている車両ではないが、この存在感はヴィンテージモデルならではと言える。
タイトに製作されたアイアンチョッパー。やはりこのコンパクトなモーターにリジッドフレームの組み合わせは最強か!?
絞り込まれたアップハンドルがスタイリングのポイントとなるアイアンチョッパー。ヤレたベイツシートもいい雰囲気である。
前後16インチのアクロン製アルミリムにボリュームのあるファイアストンがインパクト絶大なショベルヘッド。タンクの小ささが際立っている。
INDIANの小排気量タンクがポイントのアイアンチョッパー。マウント位置&角度が絶妙である。カニライザーもGOOD!
ACE MOTOR CYCLEのアイアンチョッパー。アイアンにエッグタンクという組み合わせが新鮮だ。隙のない仕上がりを誇っている。
手前に倒し込んだドッグボーンライザーに左右別体のコの字型ハンドルが取り付けられた個性的なハンドル周り。シートとピリオンのバランスも絶妙。
パンヘッドベースのスタンダードチョッパー。シッシーバー&アップスイープ、さらにタイトなエイプバーでスタイリングが構成されている。
愛知県のFEWが製作したショベルヘッド。数年前に名古屋のJOINTSに出展されたマシンである。ほどよく走り込まれた雰囲気が○。
ZEROが手掛けたULボッバー。フューエルタンクのヤレ具合や排気で汚れたホイールキャップなどから徹底的に走り込まれていることが見受けられる。
同じくZEROが製作したナックルヘッド。ハンドル形状やシッシーバーの作りに同店の個性が感じられる一台である。
ピーナッツタンクのフレイムスがアイコンとなるアイアンスポーツ。Kフレーム&ボルトオンハードテイルで王道のスタイリングを入手。
Kモデルをベースに、なんとも個性的に仕上げられたコチラの車両。カテゴライズすることが無意味に感じられるノンジャンルな一台。
このグリーンのカラーリングからKAWASAKIのカフェレーサーかと思いきや、XL1200をベースに仕上げられている。この個性たるや!
立体造型のフレイムスがタンクにあしらわれたサイドバルブボッバー。フロントフォークとハンドル周りのデコレーションも見逃せない。