ショー開催前日の搬入日。真夏の炎天下の中、地元の関西地方はもとより、全国から会場の神戸国際展示場にマシンが運び込まれた。
2011.7.17(SUN)、神戸国際展示場で開催された第6回ニューオーダーチョッパーショー。出展車両159台、来場者数4000人を動員した西日本最大級と言えるチョッパーの祭典である。出展された無二のチョッパーはもちろんのこと、最大の目玉である「BARBARIAN CIRCUS」に、当HEADLINEでも掲載している永原健の写真展 「COST TO COAST」が催された。今期のスペシャルゲストはケンズファクトリー。「CUSTOM BIKE SHOW GERMANY」、及び「MOTOR BIKE EXPO 2011」にて1st placeを獲得した「UNCHANGEABLE」がエントランス中央に展示。そして今期ベストオブチョッパーはフリースタイルのEVOカスタムが獲得した。ではこのチョッパーの祭典を、ここに再現しよう!
何ヶ月もかけて製作したカスタムマシンの晴れ舞台。搬入日には明日のショー開催に向けて、ディスプレイのセッティングにも余念がない。
トランプの長岡さんとエースの徳山さん。お二人との今期は2台の車両をエントリー。徳山さん、ビールを飲むのは少し早くないですか?!
トラックに積んで来たカスタムマシンを会場内に搬入する出展ビルダー。間違っても「おっとっと……」、なんてことがないよう慎重に、慎重に。
ショー当日の日曜日、朝9時の開場を待ちわびてドッと会場に流れ込む来場者たち。年に一度のチョッパーの祭典が幕を開けた
チケット購入を済まして来場の際には、エントランスにて今期のチョッパーガールがリストバンドを巻いてくれるというサービスも。
毎年、凝ったディスプレイで楽しませてくれるBARBER CYCLEは2台の車両をエントリー。ヴィンテージスタイルを追求する同店の神髄が炸裂!
ニューオーダー実行委員でもあるDECONT CUSTOMSが持ち込んだナックルチョッパー。定番のフォルムであるが、細部の丁寧な処理は同店ならでは。
エースで修行を積んだ清水タケシのニューショップMC FEVERが手掛けたショベルヘッド。ハードテイルの処理が特徴的なこのマシンは、主の愛車である。
和歌山県のBLUE POINTSが手掛けたラットショベルは、圧巻のディスプレイである。そのモチーフは言わずもがな、あの「海賊」だ!
トランプが立ち上げた「GEARTLEZ RACING TEAM」のドラッグレーサー。LキャブにオールドGPフォークが装置されたトランプ長岡さんの愛車。
同じく「GEARTLEZ RACING TEAM」のドラッグレーサー。1977XLHのエンジンを1180ccにスープアップしたリアルドラッグレーサーである。
トランプが立ち上げた「GEARTLEZ RACING TEAM」。今回展示されたドラッグレーサーの他にもヴィンテージレーサーを鋭意製作中!
徹底的にパーツにこだわって製作される「GEARTLEZ RACING TEAM」のマシン。会場でこのコスマンキャリパーに気付いたアナタは、かなりマニアック。
グリーンモーターサイクルの1965パンヘッドチッッパー。理想のスタイリングを追い求め、各ディテイルは煮詰められている。
グリーンモーターサイクルが持込んだアイアンチョッパー。隙のない仕上がりは同店の神髄と言える。三次元のタンク形状に注目したい。
老舗のグラスルーツが製作したナックルチョッパー。特徴的なリーフスプリングフォークにシングルクレードルのワンオフフレームの調和が見所だ。
ポイントカバーを囲い込むようなマフラー形状が面白いMYROAD PAINT WORKSが手掛けたショベル。もちろんペイントも圧巻である。
ナイスが持ち込んだ1959XLHディガー。今期ナイスの目玉的アイアンディガーであるが、なんとFOR SALE。気になる方は、さぁ急げ!
アイボリーホワイトのカラーリングがポイントの883スポーツスター。ナイスらしいバランス感覚で無二のマシンにフィニッシュ。
ボヘミアンが手掛けたデビッド・マンチョッパー。ゆえにディスプレイはデビッド・マンのイラストが敷き詰められている。
ナイスオリジナルのフリスコフェンダーの取り付け角度にこだわったスポーツスター。独自の発色を見せるフレイク塗装もボヘミアンのこだわり。
ナイスのブースでは内燃機のスペシャリスト、西方さんのデモンストレーションが行われた。オーディエンスも興味津々のご様子。
族車風のウインドシールド。レザーをうまく使用し、なんとも言えない独特の雰囲気を演出している。ターゲット風のライトガードも然り!
BARBARIAN CIRCUSに参加したシェイキンブースには、アップデイトされた主の愛車であるデュオチョッパーが展示された。
ニューオーダーショーの常連ショップ、名古屋のVISEブースには、自走でやってきたパンヘッドチョッパーが2台展示されていた。
カスタムのディスプレイもスポットライトを使えば、ご覧のように見違えるほど色っぽくなる。チタンマフラーの焼け色が艶かしい。
愛知県のプロトが正規代理店のVANS & HINESブースにはデモマシンが展示された。言わずもがなのハイパフォーマンスマフラーである。
会場右奥のベンダーブース。こちらでも作り込んだディスプレイが目に付いた。取り扱う商品の世界観をトータルで魅せることも重要。
RED HOT MOTORCYCLESが展示した問答無用のナックルチョッパー。ロングガーターフォークにカチ上げられたマフラー形状、シッシーバーに絶句!
同じくRED HOTが持ち込んだナックルボッバー。フロントのホワイトリボンタイヤにホワイトシート、メーターダッシュもホワイトにペイントされている。
遥々、大分県から参加したRIN’S MOTORCYCLEが出展したショベルヘッド。ローマウントされたタンクにカットフェンダーのバランスが良好。
SOUL TO SOULが手掛けたこちらのショベルスポーツ。リアタイヤのラインに溶け込むようなシートカウルのフォルムを見逃すべからず。
滋賀県のTOOL BOXが製作した渾身のスプリットロッカーショベル。執拗なまでに有機的造型にこだわり、会場で異彩を放っていた。
ニューオーダーショーの目玉コンテンツ、「BARBARIAN CIRCUS」。全国屈指のアーティストが、ここ神戸に会する無二のアートショーだ。
お馴染みのシェイキン清水さんもBARBARIAN CIRCUSの常連メンバー。来場者の注文を受け、会場では常に筆を走らせていた。
BARBARIAN CIRCUSのオークションに出展するためにシェイキンが製作したフルフェイス。力強いレタリング&ゴールドリーフが特徴的。
M&KのマコトさんもBARBARIAN CIRCUSの常連。ピンストライプ&レタリングを神髄とするマコトさんのテクニックを生で見ることができるわけだ。
ニューオーダーショーのポスターを手掛けるワイドレンジも青森県からBARBARIAN CIRCUSに参加。レトロテイストが同店の持ち味。
BARBARIAN CIRCUSでは、ピンストライプやレタリング以外にもレジンなどを使った造型物も販売され、高い人気を博している。
毎年好例のBARBARIAN CIRCUSオークション。これを目当てにニューオーダーショーを訪れるマニアックなオーディエンスも少なくない。
BARBARIAN CIRCUSのブースはオークションがはじまると、さらに人集りが! 2万円以上で取り引される高額アイテムが続出。
シェイキンが出展したフルフェイスを落札したラッキーなオーディエンス。落札、おめでとうございます。大事にお使いください!
BARBARIAN CIRCUSに参加したアーティスト全員と、チョッパーガールで記念撮影。みなさん、少し鼻の下が伸びているような……。
福岡県から参加したラッツネストが展示した怒濤のハイエンドチョッパー。徹底的に作り込まれたフルスクラッチカスタムである。
ラッツネストが持ち込んだハイエンドチョッパーのカスタムペイント。シルバーベースの緻密なグラフィックは、まさに圧巻の出来。
京都のホットチョップが製作したショベルディガー。ビルダー、ケンタロウならではの丁寧な作り込みが各部に確認できる。
ホットチョップのショベルディガーのフューエルタンク。非対称フォルムを彩るカスタムペイントはシェイキンスピードグラフィックスが担当。
ポリステイストの今期チョッパーガール。ハードなイメージのニューオーダーショーを華やかに演出するには欠かせないショーの華。
ニューオーダーショーに出展されたマシン、全台撮影用のHBJ仮設撮影ブースにて、今期チョッパーガールの自己紹介。