お食事処こまきち亭煮干ラーメン専門店・滋賀県湖南市ハーレーオーナーのお店

お食事処こまきち亭の画像

関西ツーリングの主要ルートに居を構える
ダシに絶対の自信を持つラーメン専門店

滋賀県の象徴である琵琶湖の南部に位置する湖南市。ちょうどこの街を横断する国道１号線沿いには、この地域を走るライダーに御馴染みのドライブイン「三雲の郷」がある。三重～滋賀間を行き来するライダーが集まるこの場所に、今回ご紹介する煮干ラーメン専門店「こまきち亭」がある。

実はこのエリア、全国的に有名な店舗をはじめとするさまざまなラーメン店が軒を連ねる“ラーメン激戦区”なのだが、このこまきち亭は独自の製法から生み出すスープをベースに、根強いファンを獲得し続けている。

その極意とは、「まるごと焼き上げた鯛をダシに、骨まで溶けるほどじっくり煮込んだスープ」だ。店主の牧靖さんがこのスープにたどり着くまでの過程を紐解いてみると、そこにはハーレーと切っても切れない縁が浮かび上がってきた。

牧さんが43歳のとき、知人が乗っていたハーレーに感動し、1999年式FLSTCヘリテイジ・ソフテイル・クラシックでハーレーデビューを飾る。それから11年、2004年式FLHRロードキングや2005年式FLTRIロードグライドを経て、現在2007年式FLSTNソフテイル・デラックスにたどり着いた。ハーレーに乗るようになってから日本全国を旅して回り、「足を踏み入れていないのは沖縄県と島根県だけ」というほどさまざまな場所を訪れた。

その道中、富山県のとあるラーメン店で見た「焼いた鯛のスープ」に感銘を受け、自身の店のベースの取り入れたのだ。「味わいは、鯛のちゃんこ鍋とよく似ていて、煮干のダシとは違いあっさりしていてコクがあります」という。当店自慢の「海物語ラーメン」（800円/写真右下）や具だくさんの「魚群ラーメン」（750円）など、決して他のラーメン店にひけを取らない味わいに大きな自信を持つ。

関西圏のライダーなら、この国道１号線を通過する機会は少なくないはず。特に遠方から足を運んできたのならば、こまきち亭が腕によりをかけて生み出すとっておきのラーメンを賞味してみてはどうだろう。