2016年にニューモデルとしてラインナップに加わったSシリーズ。年々大排気量化が進むハーレーのビッグツインエンジンの中でも最強の排気量1801ccのツインカム110が積み込まれた注目モデルです。このエンジンはファクトリーカスタムの最高峰であるCVOにのみ搭載されていたステイタスのあるエンジンで、CVO以外のモデルにこのツインカム110が採用されることは喜びをもって市場に受け入れられました。
Sシリーズにラインナップされるのは、ソフテイルファミリーのFLSS ソフテイルスリムとFLSTFBS ファットボーイS、そしてダイナファミリーのFXDLS ローライダーSの3モデル。Sシリーズの特徴はCVOのように豪華なカスタムパーツを配したカスタムモデルではなく、走りに特化したソリッドなマシンに仕上げられているということです。ローライダーSに関して言えば、ベースモデルのローライダーが車両重量311キロなのに対し、ローライダーSは293キロに抑えられています。
これはつまり軽量化が計られたシャシーにハイパワーエンジンが搭載されているわけですから、そのパフォーマンスは相当なものになっているはずです。今後Sシリーズに新たなモデルが加わる可能性も十分にあるので、要注目のシリーズといえます。
SシリーズにはファットボーイローをベースにしたFLSTFBS ファットボーイSとソフテイルスリムをベースにしたFLSS ソフテイルスリムS、そしてローライダーをベースにしたFXDLS ローライダーSがラインナップされています。ソフテイルファミリーのファットボーイSとソフテイルスリムSにはバランサー付きのスクリーミンイーグル ツインカム110Bが、ダイナファミリーのローライダーSにはスクリーミンイーグル ツインカム110が搭載。圧倒的なパフォーマンスを誇っています。
ソフテイルフレームならではのリジッドフレームを模したシンプルなスタイルがお好みならファットボーイSかソフテイルスリムS。この2モデルの中でカスタム色が強いのはファットボーイS、スタンダードなボバースタイルならFLSSがオススメです。ダイナフレームの高い走行性に魅力を感じるのならローライダーSが最適でしょう。2016年1月にデビューしたローライダーSはハイパワーエンジンに対応してサスペンションとブレーキという足周りを強化。シートもフィット感の高いシングルシートが装着されています。